当会について

公益社団法人大分県臨床工学技士会は、生命維持管理装置の操作と保守点検と多様化する医療機器の安全確保を担う専門職の団体として、臨床工学に関する知識の普及・啓発ならびに会員の学術技能の研鑽および倫理の高揚を図り、大分県における福祉、医療の発展に寄与することを目的とした非営利職能団体です。

理事長あいさつ

AIの時代だからこそ発想豊かな技士会運営

 新年明けましておめでとうございます。
 新型コロナ感染症が5類に引き下げられ技士会の活動も行いやすくなりましたが、世界、日本の情勢を見てみますと世界では戦争が続き、日本ではジャニーズ問題、闇バイト、物価上昇など暗いニュースが多かったような気がします。しかし暗いニュースばかりではありません。明るいニュースとしてはWBC優勝と藤井聡太8冠誕生ではないでしょうか。WBC決勝戦試合が始まる直前に大谷選手が言った「あこがれるのをやめましょう」という言葉は素晴らしい一言だったと思います。野球も大好きな私ですが、観る将の私としては、藤井8冠誕生は驚きしかありませんでした。いつかとは思っていましたがスピ-ド、年齢に驚かされます。藤井8冠と技士会の運営を同じ土俵で語るのはおこがましいのですが、藤井8冠誕生に技士会発展のヒントがあるような気がします。日本将棋連盟羽生善治会長は、AIの現状について「人間が楽をしたいとか、面倒くさい部分をやってもらうという使われ方が多い。その一方で、人間の持っている潜在的な才能を伸ばしていくツールでもある」と語るとともに「AIの進化が進めば進むほど、美意識や個性、オリジナル性が人間にとって大切。AIができないものを人間が作り出すことが、将棋の世界でも求められている」と話されており、また藤井8冠について「想像ですが、自分なりの美意識があって、こういう形にしたいとか、こんな展開にはしたくないというこだわりと、AIで提示されるidea、可能性、発想を加味して、手を選んでいると思う。AIのいい部分も取り入れているし、自分なりの美意識、センス、こだわり、感性も色濃く反映されている」と持論を展開し話されています。この言葉を聞き、まさしく今の公益社団法人の理事、委員がそうであるのではと思っています。
 今年度から半数以上理事、委員が変わりました。各理事、委員からは、新しい発想・ideaが理事会の場で提案されています。渉外活動の一環であるげんきフェアでは、子供向けの手術ロボットを使用したゲームの考案で臨床工学技士会のブ-スに今までの3倍以上、100人を超える来客がありました。私自身もOBSラジオに出演させてもらえる経験もできました。ラジオ出演は生番組でもありこの年になってもワクワクしてとても楽しかったです。年明けには大分県臨床工学技士会公益化10周年記念誌発行企画の一つとして多様性時代の技士会と言うテ-マで座談会を行います。企画・司会をお願いしている委員からChatGPTを使った台本が届いており参考にしながら打ち合わせを行っていますので会員の皆様、記念誌発行を楽しみにしておいてください。理事、委員からも年明けに来年度行いたい企画が多く理事会に提出されています。今年の技士会活動に期待していてください。
 年明けには1月13・14日で田邊 裕司大会長の下、対面形式のみで第15回大分県臨床工学会を予定しております。学会企画として、1.子育て世代の悩みや解決方法を座談会形式にて討論を行います。子育て世代会員の応援となる企画だと思っております。2.タスクシフト/シェアの取り組みについてのワ-クショプもあり、各施設で参考にしていただければと思っております。私も田邊大会長のご依頼にて教育講演をさせていただきます。会員の皆様のお越しをお待ちし、お会いできるのを楽しみにしております。
 今年度は、大分県の行政・透析医会・大分人工透析研究会・患者会とは、情報共有、連携を図りながら事業を進めてまいりたいと思っております。さらには、臨床工学に関連する教育機関とも密に連携しながら新しい事業を展開していきたいと思っています。会員の皆様の声が届くような情報ツ-ルも考えていますので、企画、質問、要望など技士会に声を届けていただければ幸いに存じます。
 会員の皆様の活躍を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

公益社団法人大分県臨床工学技士会
理事長 小川 一

理事一覧

役名 担当職務 氏名 現職
理事長 小川 一 医療法人聡明会 児玉病院
副理事長 災害・組織・広報 田邊 裕司 帰巖会 みえ病院
副理事長 学術・渉外 中田 正悟 大分大学医学部附属病院
理事 事務局 高畑 智浩 大分医師会立アルメイダ病院
理事 災害・組織 三浦 利恵 大分県立病院
理事 災害・組織 矢野 宏貴
(兼任)
国立病院機構 別府医療センター
理事 学術 阿部 豪介 大分赤十字病院
理事 学術 矢野 宏貴
(兼任)
国立病院機構 別府医療センター
理事 渉外 尾立 拓弥 大分県厚生連 鶴見病院
理事 渉外 佐藤 大輔
(兼任)
大分県立病院
理事 広報 竹中 理恵 社会医療法人 敬和会 大分岡病院
理事 広報 佐藤 大輔
(兼任)
大分県立病院
監事 大石 義英 東亜大学

定款

定款・細則(PDF)

透析技術認定士、呼吸療法認定士の取得、更新に必要な点数について

3学会合同呼吸療法認定士

認定講習会 受講資格

 過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、12.5点以上の点数を取得すること。

認定更新制度

 認定更新は定められた期間内に合同専門委員会に申請し、認定される事により行なわれます。 5年毎に認定の更新を必要とし「呼吸療法認定士認定更新に必要な点数取得基準」に記された学会・講習会等への出席および論文発表などによって総得点50点以上を取得し、取得点数証明書など更新手続きに必要な書類一式を認定委員会へ提出すること

透析技術認定士

認定更新の基準

 透析技術認定士の更新希望者は認定証の始めの日から更新申請日までの間に、透析療法合同専門委員会で規定する当委員会の母体学会学術集会に1回以上出席していること。
認定証の始めの日から更新申請日までの間に、透析療法合同専門委員会が規定する学会、講習会などに出席する事により点数を取得し、取得点数の合計が5年更新で50点以上であること。

上記、認定資格では、取得・更新に必要な点数の取得基準が設けられています。今後、公益社団法人 大分県臨床工学技士会では、これら認定資格に必要な点数の確保に努めてまいります。是非ご参加ください。

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